2007年10月31日水曜日
特別プラン「静かなお正月」
このプランのご予約受付は終了しました。ありがとうございました。
特別プラン「静かなお正月」のお知らせです。
このプランは、12/31~01/01(2泊3日)のご宿泊プランとなります。お正月を静かにお過ごしいただけるよう、かがり屋の全27部屋を8室8組のお客様だけにゆったりとご利用いただきます。お一人様、 ¥18,000より
プランの詳細は下記の通りです。
宿泊日
12月31日(月)~1月1日(火)
お食事
大晦日:夕食/年越会席膳、夜食/年越そば
元 旦:朝食/お節膳、夕食/元旦会席膳
2 日:朝食/お節膳
特典
1.滞在期間中のお食事は、完全部屋食(専用別和室をご用意)
2.冷蔵庫内ドリンクサービス(アルコール類除く)
3.地酒(ハーフサイズ)プレゼント
4.送迎(条件あり)
イベント
大晦日:除夜の鐘直後、近くの神社へ初詣送迎(希望者のみ)
元 旦:卓球台の開放、巨大スクリーンの醍醐味でカラオケ三昧(どちらも要予約)、ロビーにて振る舞い酒(樽酒用意)
宿泊予約について
お電話(フリーダイヤル:0120-042935 TEL:0152-47-2301)、又はお問合わせフォームより宿泊予約願います。
お願い
17時までにチェックインをお願い致します。JR網走駅・女満別空港へお迎え致します。お帰りは、JR網走駅・女満別空港へお送り致します
能取の荘「かがり屋」のWebサイトへ
2007年10月3日水曜日
そこに、サンゴ草がある限り...
先代達もきっと、多くの人にこのサンゴ草のことを伝えたかったに違いありません。私も昨年までは先代達のように「思っていただけ」でした。
今年はこうしてブログを書くことにより先代達の想いをほんの少しですが形に出来たのではないかと思っています。こんな道具があるなんて、先代達が見たら驚くでしょうねぇ。
ブログを30日間以上続けてきますと、急に止める事が出来ません。
ある時間帯になると自然とパソコンに向かっている自分に気がつきます。こうなったら、先代達の分まで、「サンゴ草、そして網走を多くの人に知ってもらおう!」と思い始めています...そこに、サンゴ草がある限り...
定点からの画像も、しばし送ってみます。その推移だけでも40枚近くなるはずです。
2007年10月1日月曜日
フィナーレ - 4535枚の写真 -
「日本一のサンゴ草」-日が昇ってから沈むまで 4535枚の写真-と銘打って、動画を完成させました。ジャジャーン!!
2007年9月28日、かがり屋の3階、301号室のベランダにカメラを据えました。夜明けの時からスタートしておよそ13時間、10秒間隔でシャッターを切り続け4535枚の画像を撮りました。
そうして撮った画像を1枚ずつ連続して映し出し、つないで編集しました。試行錯誤しながらの作業は、撮影に要した時間の倍以上です。実に膨大な、根気と体力のいる作業でした。
そのようにして出来上がった3分52秒のビデオです。
- 虹も二回出現するのも見られます。(2分17秒と3分17秒付近)
- 大潮の時、サンゴ草が水没することが分かります。
どうぞご覧下さい。
今後は、更新をペースダウンし宿情報・サンゴ草が枯れる模様もお伝えしたいと思います。
旅行者の皆さんからの「ブログ見てるよ!」という言葉に助けられながら何とか30日間継続することができました。
皆さまのお陰です、ありがとうございました。
2007年9月30日日曜日
虹!虹!虹!
まず、定点からの1枚目。かすかに虹が架かり始めました。
そして、二枚目。
はっきりと、大きく、鮮やかな虹です。いつも、アオサギの大群が羽を休める雑木林が虹の片方の軸足です。もう一方は、どこで弧を閉じるのか分かりません。それほど、大きな虹です。
そして、最後の虹です。
まるで、火柱のような鮮烈な虹です。虹を境に、右と左では雲の色まで違っているのが不思議です。
サンゴ草群生地には大潮が冠水し、水面に逆さ虹ができました。
虹とサンゴ草、この取り合わせで「いい写真が撮りたい!!」と、ずうーっと思い続けてきました。
その長年の念願が叶った瞬間でした・・・・。
39年間、見続けてきたご褒美でしょうか?!
2007年9月29日土曜日
サンゴ草100% 宣言
サンゴ草、色はほぼ100%出たような気がします。そういうわけで、本日100%宣言させていただきました。この100%宣言は、サンゴ草を見続けて39年の私の経験に基づいた宣言です。しかし、とても私的な宣言でもあるのです。
とうとうこの日がやって来ました。
嬉しくもあり、寂しくもある少し複雑な心境です。
絵になる景色といいますか、絵にしたくなる風景なんだと思います。
千葉県からお越しのこの方は、今晩、かがり屋にお泊まりになります。
下の写真。目をこらして見ていただかないと、分からないかもしれません。ただの、真っ黒の写真じゃありませんよ。
かがり屋の屋上から、サンゴ草をライトアップしたものです。
7,80メートルくらい離れたその場所は、サンゴ草の生え際でして、光がようやく届くのです。かがり屋では、毎晩、11時頃まで照らしています。一度ご覧になって下さい。(もっと早く、お知らせするべきでした...)
不思議なこともあるもので、こうしてライトアップした場所は、去年雪が降ってもサンゴ草は枯れずに紅いままでした。
2007年9月28日金曜日
サンゴ草と空、そして走る
しかし、今日のように雨模様だったりする日に限って、虹が出ます。色は薄く短かい弧でしたが、3度ほど虹を見ました。そのうちの一枚です。
景観として、オホーツクブルーな空とサンゴ草の組合せもとても好きですが、今日のように天候が変化する時のサンゴ草もとても見応えがあります。今日の空は、まるで生き物のようでした。
虹の写真と言えば、9/21のTV中継にも写して頂いた、かがり屋のフロントにあるものが、なんといってもベストです。(下の画像中央に小さな虹が見えますよ)
サンゴ草群落地4ヘクタールのうち、3分の1以上が「大潮」のため水没してしまいました。当然、海水です。水に浸ったサンゴ草は、海の珊瑚のようなんでしょうかねぇ?いつもの定点撮影も、すっかり水浸しです。
そして今日の終わりにサンゴ草はとてもきれいな夕日を浴びていました。(下の写真)この写真を撮った後、私は走り出しました。野生の馬のように走りました。
宿を飛び出し、サンゴ草の一番奥まで。
そこから「かがり屋」方面へ向けても一枚写しました。息切れ=手振れが心配でしたが、何とか大丈夫なようです!ホッとしています。
秋を感じる素晴らしい1日となりました。
そういえば、スポーツの秋とも言いますよね。
2007年9月27日木曜日
晴れのち雨
大切な切り抜き
私の手元に、大切にしている一枚の新聞の切り抜きがあります。
昭和49年(1974)9月8日(日曜日)の東京新聞です。「幾山河」と題して、写真家・緑川洋一氏の作品に串田孫一氏が文章を添えたものです。色彩の魔術師と呼ばれた写真家の作品と、哲学者・詩人としても名声の高い随筆家との珠玉の競演と言えばいいでしょうか。
今から33年前の新聞ですが、まったく色あせることもなく、ほんとうに見事な美しさです。
緑川洋一氏のHPを覗くと、作品集「日本の四季」に゛湖畔のアッケシ草゛作品番号AJS21とありました。色彩の美を追究する上で、サンゴ草は格好の題材だったのでしょう。
串田孫一氏は、風景に込めた哲学的思索を串田流に表現していて、端正なその人が静かに歩み去るのが目に見えるようです。画像を拡大して、新聞を読むようにご覧下さい。
では、9分通り色づきが進んだ定点からの画像です。
2007年9月25日火曜日
さんご草色
やがて、湖の方角から風が強く吹いてきました。
「野分け」だと、一瞬思いました。野草を分けるほどの強い風に、サンゴ草がなぎ倒されはしないかと心配になりました。大丈夫・・・。そんなことは杞憂になって、サンゴ草の色が、曇天の下、妖しい輝きを放ち始めたのを私は見落としはしませんでした。
「どうやら今年も、サンゴ草にしかない゛さんご草色゛が見られそうだ・・・・」
それは、灰色がかった空と密接に関係していると思います。抜けるような青い空や、パール色したぽっかり雲との取り合わせ以上に魅惑的な色のハーモニー、それが今日の゛さんご草色゛だと、私は考えています。
定点からの映像も妖艶です。
2007年9月24日月曜日
きたきつね
それは、小さなオレンジ色の夜光反射板も付いていて、交通事故の抑止にもなっているようです。それに、小さな子供たちに交通ルールを理解してもらうためにも良い教材になると思っています。
実際、本物の「きたきつね」も時々訪れます。
下の写真は、サンゴ草ラグーンに降り立ったユリカモメの写真です。サンゴ草の朱色と、純白の羽毛のコントラストがまぶしいほどです。
>>ラグーンとは?
今日も朝から、大勢の観光客が引きも切らず訪れていました。その、にわかカメラマンのシャッターにも臆することなく、悠然と秋の日差しを浴びていました。
それでは、今日の定点撮影です。
2007年9月23日日曜日
地名の由来
「のとろ」が正しいの?
「のとり」は間違いなの?
下の看板のローマ字(Lake Notoro)をご覧下さい。正解は、のとろ です。
実際、能取と書いて「のとろ」は、ほとんどの人が読めません。
漢字の読みだと「のとり」が自然です。同様に、卯原内も、ウハラナイやらウゲンナイと読まれてしまうことが実に多いのです。
なぜ、読みにくいのかと言いますと、アイヌ語で付けられた地名の発音より漢字(日本語)を当てはめた結果、意味不明で読みにくい地名となりました。
これは、「能取」・「卯原内」だけではなく、北海道の各地名のほとんどが、アイヌ語発音に漢字を当てたものなのです。
地名の由来を記しておきましょう。
大古の昔、地形を見て名付けたアイヌの人々の深い知恵に敬服せずにいられません。北海道外の皆さんに、正確な地名をお伝えし、覚えていただきたくご説明させていただきました。
それと、一点だけ付け加えさせて下さい。
「能取」、 正しくは「のとろ」ですが、私どもの「のとりのしょうかがりや」は、間違いと知ってあえてそう呼んでいます。「なぜ、そんな紛らわしいことするの?」と思われるかも知れません。今度、機会を設けご説明させていただきたいと思います。
サンゴ草定点撮影。
2007年9月22日土曜日
サンゴ草の恋人たち
今日は兎にも角にも、定点からの映像をのせます。
昨日のテレビ中継のせいか、連休前の土曜日の故か、もの凄い人出です。したがって、車も多いです。サンゴ草の色合いもビークに近づいてきているのが分かります。
角度を変えてみた能取湖とサンゴ草群落をご覧下さい。
湖畔に建つ「かがり屋」だけに許された特権。2階あるいは3階からの眺めは、新鮮な感嘆を呼び起こします。
ラグーンのような水溜まりが飛び飛びにあって、残りはサンゴ草の深紅の浸食が縦横に広がっています。昼下がり、強い風が吹いて、能取湖のグレー色の水面にさざ波が立っています。訳もなく、悲しくなってみたり、かすかな憂いが心に浮かんでくる景色と言えなくもありません。
サンゴ草色、あなたなら、どんな感情をいだくでしょうか?
うーん、やっぱりいいですね。
仲のいいカップルをみていると、私までハッピーな気持ちになれますもの。
「二人は、サンゴ草のような、燃えるような恋心を隠そうともしなかった・・・・・」にしては、ちょっと離れすぎていますね。もっと寄り添って! は、大きなお世話でしょうか?
私はこの時期、毎年「青春時代」を思い出します。
2007年9月21日金曜日
サンゴ草にスポットライト!
今朝は5時過ぎに起きて、身繕いをし、6時15分頃「ズームイン・朝」の撮影現場であるサンゴ草園地に出かけました。
STVのスタッフの皆さんは、それぞれの持ち場で慌ただしく準備をしていました。
空は灰色の雲に覆われていて、能取湖も重たく鈍い色に静まりかえっていました。
6時45分、北海道向けに流した後、7時10分すぎに東京のTBSスタジオと中継がつながり、熊谷アナウンサーの歯切れのいい語りとサンゴ草の圧倒的な映像が全国に向けて放映されました。
私は、普段はかがり屋のフロントに掲げてある、゛サンゴ草に虹が掛かった゛写真を持参していました。熊谷アナウンサーと話をする際の小道具のひとつだったのですが、中継の本番で立派に役目を果たしてくれました。
【下が熊谷アナウンサーとのやりとりです】
「この写真は合成とかコンピューターグラフィックスじゃないですよねえ」という問いかけに、
「正真正銘の、本物の虹ですよ」と、答える私。
「ほんとうに、素晴らしいですよね・・」
続けて、「今年のサンゴ草の色づき具合は?」
「いつ頃まで見られそうですか?」との問いかけに、
39年の経験にものをいわせて自信を持って答える私。
短いリハーサルで、すぐの本番でしたが、サンゴ草の゛今゛を伝える喜びがすべての不安を乗り越えさせてくれました。 番組では、エンディングまで何回もサンゴ草が写りました。本当にありがたいことです。
サンゴ草にスポットライト! 心より感謝いたします。
その後、偶然撮れたのが下の写真です。入り陽を浴びたサンゴ草群落地の写真。天然のスポットライトが当たった一瞬の貴重な映像です。この絶妙なタイミング...是非、写真をクリックし大きな画像でご覧下さい。
それから、かがり屋から撮影したパノラマです。
画像の拡大方法・・・写真をクリックし、虫眼鏡ボタンをクリックします。そうすると画像がフルサイズで表示されます。
それから、残念なお知らせです。
毎日掲載していた定点撮影の画像ですが、操作ミスにより消えてしまいました。
これから迎えるクライマックス、気を引き締めて頑張ります。
2007年9月20日木曜日
TV中継「ズームイン・サンゴ草」
明朝、STV(札幌テレビ)の「ズームイン・朝」の中継が、ここ、卯原内サンゴ草園地から行われます。そこで、かがり屋に12名スタッフの方々がお泊まりです。
明日は5時くらいからスタンバイするそうです。お疲れさまです!
熊谷明美アナウンサーも、明日に備えて現場確認にいらっしてました。
「ズームイン・朝」のマスコット゛ズーミィー゛を手に、気さくに、私のカメラに応じてくれました。サンゴ草の紹介、どうぞよろしくお願いしまーす!
下の写真はお昼近く、心が晴れ晴れする能取湖畔のサンゴ草の景色です。
私にとっては、見慣れた当たり前の風景(サンゴ草歴39年)ですが、世界中の誰かのハートを虜(とりこ)にしてしまうかもしれませんね。
そして、定点撮影です。手ぶれしています。以降、気をつけます!