「のとろ」が正しいの?
「のとり」は間違いなの?
下の看板のローマ字(Lake Notoro)をご覧下さい。正解は、のとろ です。
実際、能取と書いて「のとろ」は、ほとんどの人が読めません。
漢字の読みだと「のとり」が自然です。同様に、卯原内も、ウハラナイやらウゲンナイと読まれてしまうことが実に多いのです。
なぜ、読みにくいのかと言いますと、アイヌ語で付けられた地名の発音より漢字(日本語)を当てはめた結果、意味不明で読みにくい地名となりました。
これは、「能取」・「卯原内」だけではなく、北海道の各地名のほとんどが、アイヌ語発音に漢字を当てたものなのです。
地名の由来を記しておきましょう。
大古の昔、地形を見て名付けたアイヌの人々の深い知恵に敬服せずにいられません。北海道外の皆さんに、正確な地名をお伝えし、覚えていただきたくご説明させていただきました。
それと、一点だけ付け加えさせて下さい。
「能取」、 正しくは「のとろ」ですが、私どもの「のとりのしょうかがりや」は、間違いと知ってあえてそう呼んでいます。「なぜ、そんな紛らわしいことするの?」と思われるかも知れません。今度、機会を設けご説明させていただきたいと思います。
サンゴ草定点撮影。