今日は曇り空で、どんよりした空模様です。
さんご草の色も紅い色が冴えません。それもそのはず、近くよってみると、先端部に赤みが差しているものの、緑の部分がまだまだ多いのです。色づき3~4割と言われるゆえんです。全体が真っ赤に染まるには、あと2週間は要するでしょう。楽しみは始まったばかり、まだまだこれからです。
昨日もお伝えしましたが、さんご草を美しく際だたせるために、観光協会員による草刈りが行われています。湿地帯ですから、蚊が大量にいます。蚊と闘いながらの作業で、本当にご苦労さまです。
さんご草をご鑑賞にいらっしゃる皆様も、蚊には閉口されるかもしれません。
先頃の野鳥観察の方などは、蚊取り線香をベルトにつり下げて頑張ってらっしゃいました。
美しいものにはトゲがあるといいますが、ここではサンゴ草と蚊がこの言葉に当てはまるかも知れません。半そで、短パン、裸足は要注意ですよ。
2007年8月31日金曜日
楽しみは始まったばかり
2007年8月30日木曜日
サンゴ草をより鮮やかに
私どもの卯原内(うばらない)観光協会では、サンゴ草のシーズン中に2回~3回サンゴ草群落地を掃除しています。主にサンゴ草の合間に生えている雑草を刈ったり、ゴミ拾いなどもしています。これは、お客様を迎える私どもの当然の仕事と理解しています。
私が近年感じているのは、「昔と比べるとゴミは随分と少なくなった」ということです。サンゴ草の知名度と関係あるのかも知れませんね。喜ばしい限りです。
下の画像は、早朝潮位が上がって海水が入り込んだ様子です。大潮になるとサンゴ草がすっかり潮水に隠れてしまうことがあります。
サンゴ草群落地側から、当館を撮ってみました。分かり難いかも知れませんが、かがり屋は27室中14室が能取湖(のとろこ)サンゴ草群落地に面しています。
今度は、宿に戻り3階の客室からサンゴ草を写してみました。
ここからは、サンゴ草・水鳥・湖、全てがよく見えるはずです。
当地では、まだ夏の余韻が残り昼間は気温も上がります。朝晩は多少温度も下がりますから、シーズン中に北海道外から来網されるお客様は薄手の上着をご用意された方が良いかもしれません。私も寒いのは苦手です。
2007年8月29日水曜日
サンゴ草観光案内所オープン
卯原内(うばらない)観光協会では、8月28日よりサンゴ草観光案内所(休憩所・売店)をオープンしました。網走の美味しいトーキビ(とうもろこし)、じゃがいもなどを中心にオホーツクの土産品も取りそろえています。わずか10坪足らずの手作りのお店ですが、気に入った地域の味があるかもしれません。是非ともお立ち寄り下さい。
かがり屋には、このところひっきりなしに「サンゴ草」に関する問い合わせの電話がかかってきます。
電話の方:おそるおそる、「・・・卯原内観光協会ですか?」
私:かがり屋でございます。
電話の方:「あのうーー」と口ごもった様子。
卯原内観光協会へ電話したはずなのに、「かがり屋でございます」と言われると誰でも口ごもってしまいますよね。
皆さん、混乱させて申し訳ありません。卯原内観光協会は専用の連絡先を持っておりませんので卯原内観光協会会長をお引き受けしている私(かがり屋 松下)のところが連絡先になっています。
やはり電話の問合せは、「サンゴ草の見頃はいつころになるのか?」という内容ばかりです。
今のところは2,3分位の色づきです。おそらく、9月中旬すぎにピークが来るように思われます。云々」と返答させていただいております。下の画像でもご確認下さい。クリックすると拡大します。
2007年8月28日火曜日
立て看板より
上画像の立て看板より引用します。
網走国定公園 卯原内園地茎が丸く肉厚で枝に節がある...とありますが、下の画像をクリックすると良く分かると思います。まだ、緑色のものも相当あります。
当地は、アッケシソウ群落地として国内最大級の規模を誇ります。
アッケシソウは、塩分を含んだ湿地(このような湿地を塩沼地と言います。)に生育するアカザ科の一年草で、春の5月ころに発芽し、高さは10~20センチメートル程度に成長し、夏は緑色をしていますが、秋になると徐々に紅色となります。
世界の塩沼地に広く分布しますが、日本では、厚岸で最初に発見されたので和名をアッケシソウといいます。茎が丸く肉厚で枝に節があってサンゴ草のように見えることから、通称「サンゴ草」と呼ばれています。
当地ではサンゴ草が9月から10月にかけて真っ赤に色を付け見事な風景を見せてくれます。
それでも、遠くから見ると全体的に赤くなってきています。
2007年8月27日月曜日
サンゴ草を見続けて39年
かがり屋はサンゴ草群落の目と鼻の先に建つ旅館です。(奥に見えるのがサンゴ草群落地です)
昭和43年、能取湖荘としてこの地に開業以来、私はずうーっとサンゴ草を見続けてきました。その年年によって、色づきのスピードも広がりも違います。
色づきはじめはいつもお盆明けです。緑色の何の変哲もない草原が、ある日、ちよっとだけ変化したのに気づかされます。さらに、1日1日と日を重ねるうちに、いつのまにと思う位湖畔全体が赤みを帯びて来ます。
それは、劇的と言っていい変わりようです。上から俯瞰すると、まるで絵の具を絞り出して塗りまくったように緑を赤が席巻してゆきます。やがて、燃え立つような赤色が溢れるように、広がる野火のように一帯を埋め尽くすのです。
ピークは、一時、です。
霜が降りる9月末から10月にかけてのある日、終わりの時を迎えるまで私は、恋人の心を読むように、はらはらしながら見守っているのです。
2007年8月26日日曜日
網走国定公園 能取湖
網走国定公園は、私たちの住む北海道のオホーツク海側にある国定公園です。1958年7月1日に指定されましした。大小7つの湖とオホーツク海に面するフラットな景観を楽しむことが出来ます。
能取湖と書いて「のとろこ」と読みます。
当館のフロントには、真っ赤に染まったサンゴ草の上に虹が架かった写真があります。プロの方の撮影ですからこの場でお見せすることは出来ませんが、ご来館の際に是非ご下さい。とても素敵な写真ですよ。
2007年8月25日土曜日
晴天続きです
網走市卯原内(うばらない)のこのさんご草群落地で約4ヘクタールの広さがあります。東京ドームのサイトを見ると46,755 m2という記述がありましたので、東京ドームよりは少し小さいようですね。
しかし、さんご草の単一群落面積としては日本最大級には違いありません。また、最もロケーションがいい、いわゆる絵になる風景という点でも日本一だと網走市卯原内(うばらない)地域の人は心から誇りに思って「日本一宣言」をしました。
それは、1991年(平成3年)のことでした。(下の写真を参照下さい)
本日は土曜日。たくさんのお客様がお見えになります。さんご草を見ながら感謝の気落ちで一杯になりました。
2007年8月24日金曜日
さんご草の情報をお伝えします
2007年8月16日木曜日
サンゴ草フォトアルバム
2007年8月1日水曜日
「かがり屋」の由来
今から400年ほど前、徳川時代に日本式の灯台が建てられるようになり、石積みの台の上に小屋を建て、その中で木を燃やしたことから「かがり屋」と呼ばれてきました。
昔から旅人の道しるべとして、また沖ゆく船の道案内として親しまれてきました。「さんご草の郷 能取の荘かがり屋」は能取湖の静かな湖畔に建つ一軒宿です。(日本一のさんご草群落地まで歩いていける)
「能取の荘かがり屋」はオホーツクを旅する人の道しるべ・・・。
どこか懐かしく、暖かいやすらぎの宿。
はるばる訪れる価値ある宿として、能取湖のほとりから四季折々の旅人を見守り続けます。
ゆったりと時の流れを感じながら、天の恵みと海の恵みを味わう旅の愉しさを満喫して下さい。