2007年9月30日日曜日

虹!虹!虹!

今日は、虹の3連発です。
まず、定点からの1枚目。かすかに虹が架かり始めました。



そして、二枚目。

はっきりと、大きく、鮮やかな虹です。いつも、アオサギの大群が羽を休める雑木林が虹の片方の軸足です。もう一方は、どこで弧を閉じるのか分かりません。それほど、大きな虹です。



そして、最後の虹です。

まるで、火柱のような鮮烈な虹です。虹を境に、右と左では雲の色まで違っているのが不思議です。

サンゴ草群生地には大潮が冠水し、水面に逆さ虹ができました。

虹とサンゴ草、この取り合わせで「いい写真が撮りたい!!」と、ずうーっと思い続けてきました。
その長年の念願が叶った瞬間でした・・・・。

39年間、見続けてきたご褒美でしょうか?!


2007年9月29日土曜日

サンゴ草100% 宣言

いつもの定点撮影の写真からご覧下さい。

サンゴ草、色はほぼ100%出たような気がします。そういうわけで、本日100%宣言させていただきました。この100%宣言は、サンゴ草を見続けて39年の私の経験に基づいた宣言です。しかし、とても私的な宣言でもあるのです。

とうとうこの日がやって来ました。
嬉しくもあり、寂しくもある少し複雑な心境です。



絵になる景色といいますか、絵にしたくなる風景なんだと思います。
千葉県からお越しのこの方は、今晩、かがり屋にお泊まりになります。



下の写真。目をこらして見ていただかないと、分からないかもしれません。ただの、真っ黒の写真じゃありませんよ。

かがり屋の屋上から、サンゴ草をライトアップしたものです。



7,80メートルくらい離れたその場所は、サンゴ草の生え際でして、光がようやく届くのです。かがり屋では、毎晩、11時頃まで照らしています。一度ご覧になって下さい。(もっと早く、お知らせするべきでした...)

不思議なこともあるもので、こうしてライトアップした場所は、去年雪が降ってもサンゴ草は枯れずに紅いままでした。


2007年9月28日金曜日

サンゴ草と空、そして走る

今日は朝から雨が降ったり止んだりでした。

しかし、今日のように雨模様だったりする日に限って、虹が出ます。色は薄く短かい弧でしたが、3度ほど虹を見ました。そのうちの一枚です。

景観として、オホーツクブルーな空とサンゴ草の組合せもとても好きですが、今日のように天候が変化する時のサンゴ草もとても見応えがあります。今日の空は、まるで生き物のようでした。

虹の写真と言えば、9/21のTV中継にも写して頂いた、かがり屋のフロントにあるものが、なんといってもベストです。(下の画像中央に小さな虹が見えますよ)



サンゴ草群落地4ヘクタールのうち、3分の1以上が「大潮」のため水没してしまいました。当然、海水です。水に浸ったサンゴ草は、海の珊瑚のようなんでしょうかねぇ?いつもの定点撮影も、すっかり水浸しです。



そして今日の終わりにサンゴ草はとてもきれいな夕日を浴びていました。(下の写真)この写真を撮った後、私は走り出しました。野生の馬のように走りました。



宿を飛び出し、サンゴ草の一番奥まで。
そこから「かがり屋」方面へ向けても一枚写しました。息切れ=手振れが心配でしたが、何とか大丈夫なようです!ホッとしています。



秋を感じる素晴らしい1日となりました。
そういえば、スポーツの秋とも言いますよね。


2007年9月27日木曜日

晴れのち雨

今日のお天気は、晴れのち雨。



朝方は、風こそあれいいお天気でした。
午後は、みるみる雨雲が出てきて、やがてポツリポツリ・・・。サンゴ草園地の木道の人も、傘を広げて鑑賞していました。



定点からの画像は午後3時ころの撮影です。


大切な切り抜き

この実にシンプルな映像を見て、人はどのように感じ、どのような言葉を紡ぎ出すでしょうか?



私の手元に、大切にしている一枚の新聞の切り抜きがあります。

昭和49年(1974)9月8日(日曜日)の東京新聞です。「幾山河」と題して、写真家・緑川洋一氏の作品に串田孫一氏が文章を添えたものです。色彩の魔術師と呼ばれた写真家の作品と、哲学者・詩人としても名声の高い随筆家との珠玉の競演と言えばいいでしょうか。

今から33年前の新聞ですが、まったく色あせることもなく、ほんとうに見事な美しさです。

緑川洋一氏のHPを覗くと、作品集「日本の四季」に゛湖畔のアッケシ草゛作品番号AJS21とありました。色彩の美を追究する上で、サンゴ草は格好の題材だったのでしょう。

串田孫一氏は、風景に込めた哲学的思索を串田流に表現していて、端正なその人が静かに歩み去るのが目に見えるようです。画像を拡大して、新聞を読むようにご覧下さい。



では、9分通り色づきが進んだ定点からの画像です。



2007年9月25日火曜日

さんご草色

早朝のまばゆい太陽の光は、足早にやってきた雨雲にかき消されてしまいました。
やがて、湖の方角から風が強く吹いてきました。

「野分け」だと、一瞬思いました。野草を分けるほどの強い風に、サンゴ草がなぎ倒されはしないかと心配になりました。大丈夫・・・。そんなことは杞憂になって、サンゴ草の色が、曇天の下、妖しい輝きを放ち始めたのを私は見落としはしませんでした。



「どうやら今年も、サンゴ草にしかない゛さんご草色゛が見られそうだ・・・・」

それは、灰色がかった空と密接に関係していると思います。抜けるような青い空や、パール色したぽっかり雲との取り合わせ以上に魅惑的な色のハーモニー、それが今日の゛さんご草色゛だと、私は考えています。



定点からの映像も妖艶です。


2007年9月24日月曜日

きたきつね

実は、能取湖に注ぐ卯原内川の、橋の欄干に「きたきつね」が居ます。
それは、小さなオレンジ色の夜光反射板も付いていて、交通事故の抑止にもなっているようです。それに、小さな子供たちに交通ルールを理解してもらうためにも良い教材になると思っています。

実際、本物の「きたきつね」も時々訪れます。



下の写真は、サンゴ草ラグーンに降り立ったユリカモメの写真です。サンゴ草の朱色と、純白の羽毛のコントラストがまぶしいほどです。

>>ラグーンとは?

今日も朝から、大勢の観光客が引きも切らず訪れていました。その、にわかカメラマンのシャッターにも臆することなく、悠然と秋の日差しを浴びていました。



それでは、今日の定点撮影です。


2007年9月23日日曜日

地名の由来

「のとろ」が正しいの?
「のとり」は間違いなの?
下の看板のローマ字(Lake Notoro)をご覧下さい。正解は、のとろ です。



実際、能取と書いて「のとろ」は、ほとんどの人が読めません。

漢字の読みだと「のとり」が自然です。同様に、卯原内も、ウハラナイやらウゲンナイと読まれてしまうことが実に多いのです。

なぜ、読みにくいのかと言いますと、アイヌ語で付けられた地名の発音より漢字(日本語)を当てはめた結果、意味不明で読みにくい地名となりました。

これは、「能取」・「卯原内」だけではなく、北海道の各地名のほとんどが、アイヌ語発音に漢字を当てたものなのです。


地名の由来を記しておきましょう。



大古の昔、地形を見て名付けたアイヌの人々の深い知恵に敬服せずにいられません。北海道外の皆さんに、正確な地名をお伝えし、覚えていただきたくご説明させていただきました。

それと、一点だけ付け加えさせて下さい。
「能取」、 正しくは「のとろ」ですが、私どもの「のとりのしょうかがりや」は、間違いと知ってあえてそう呼んでいます。「なぜ、そんな紛らわしいことするの?」と思われるかも知れません。今度、機会を設けご説明させていただきたいと思います。



サンゴ草定点撮影。


2007年9月22日土曜日

サンゴ草の恋人たち

今日は兎にも角にも、定点からの映像をのせます。
昨日のテレビ中継のせいか、連休前の土曜日の故か、もの凄い人出です。したがって、車も多いです。サンゴ草の色合いもビークに近づいてきているのが分かります。



角度を変えてみた能取湖とサンゴ草群落をご覧下さい。



湖畔に建つ「かがり屋」だけに許された特権。2階あるいは3階からの眺めは、新鮮な感嘆を呼び起こします。

ラグーンのような水溜まりが飛び飛びにあって、残りはサンゴ草の深紅の浸食が縦横に広がっています。昼下がり、強い風が吹いて、能取湖のグレー色の水面にさざ波が立っています。訳もなく、悲しくなってみたり、かすかな憂いが心に浮かんでくる景色と言えなくもありません。

サンゴ草色、あなたなら、どんな感情をいだくでしょうか?

うーん、やっぱりいいですね。
仲のいいカップルをみていると、私までハッピーな気持ちになれますもの。

「二人は、サンゴ草のような、燃えるような恋心を隠そうともしなかった・・・・・」にしては、ちょっと離れすぎていますね。もっと寄り添って! は、大きなお世話でしょうか?

私はこの時期、毎年「青春時代」を思い出します。


2007年9月21日金曜日

サンゴ草にスポットライト!

今朝は5時過ぎに起きて、身繕いをし、6時15分頃「ズームイン・朝」の撮影現場であるサンゴ草園地に出かけました。

STVのスタッフの皆さんは、それぞれの持ち場で慌ただしく準備をしていました。
空は灰色の雲に覆われていて、能取湖も重たく鈍い色に静まりかえっていました。

6時45分、北海道向けに流した後、7時10分すぎに東京のTBSスタジオと中継がつながり、熊谷アナウンサーの歯切れのいい語りとサンゴ草の圧倒的な映像が全国に向けて放映されました。

私は、普段はかがり屋のフロントに掲げてある、゛サンゴ草に虹が掛かった゛写真を持参していました。熊谷アナウンサーと話をする際の小道具のひとつだったのですが、中継の本番で立派に役目を果たしてくれました。

【下が熊谷アナウンサーとのやりとりです】

「この写真は合成とかコンピューターグラフィックスじゃないですよねえ」という問いかけに、

「正真正銘の、本物の虹ですよ」と、答える私。

「ほんとうに、素晴らしいですよね・・」

続けて、「今年のサンゴ草の色づき具合は?」

「いつ頃まで見られそうですか?」との問いかけに、

39年の経験にものをいわせて自信を持って答える私。

短いリハーサルで、すぐの本番でしたが、サンゴ草の゛今゛を伝える喜びがすべての不安を乗り越えさせてくれました。 番組では、エンディングまで何回もサンゴ草が写りました。本当にありがたいことです。

サンゴ草にスポットライト! 心より感謝いたします。

その後、偶然撮れたのが下の写真です。入り陽を浴びたサンゴ草群落地の写真。天然のスポットライトが当たった一瞬の貴重な映像です。この絶妙なタイミング...是非、写真をクリックし大きな画像でご覧下さい。



それから、かがり屋から撮影したパノラマです。



画像の拡大方法・・・写真をクリックし、虫眼鏡ボタンをクリックします。そうすると画像がフルサイズで表示されます。


それから、残念なお知らせです。
毎日掲載していた定点撮影の画像ですが、操作ミスにより消えてしまいました。

これから迎えるクライマックス、気を引き締めて頑張ります。



2007年9月20日木曜日

TV中継「ズームイン・サンゴ草」

明朝、STV(札幌テレビ)の「ズームイン・朝」の中継が、ここ、卯原内サンゴ草園地から行われます。そこで、かがり屋に12名スタッフの方々がお泊まりです。

明日は5時くらいからスタンバイするそうです。お疲れさまです!



熊谷明美アナウンサーも、明日に備えて現場確認にいらっしてました。
「ズームイン・朝」のマスコット゛ズーミィー゛を手に、気さくに、私のカメラに応じてくれました。サンゴ草の紹介、どうぞよろしくお願いしまーす!

下の写真はお昼近く、心が晴れ晴れする能取湖畔のサンゴ草の景色です。
私にとっては、見慣れた当たり前の風景(サンゴ草歴39年)ですが、世界中の誰かのハートを虜(とりこ)にしてしまうかもしれませんね。



そして、定点撮影です。手ぶれしています。以降、気をつけます!


2007年9月19日水曜日

8分の色づき

人生晴れたり曇ったり・・・秋の天気は変わるもの。
人生いろいろ、天気もいろいろ。ってところでしょうか。

サンゴ草を見続けて39年!の私が思うに、サンゴ草の色づきは8分です。刻々とクライマックスに近づいています。



見ごろをいち早く察知したのか?、とても可愛い観光客を見つけました。二人とも同じように足を出しています。(お父さん、すみません! 思わず写してしまいました!)



9月も後半になってきて、さすがに朝晩冷え込んできました。サンゴ草を見に来られる方、長袖になさいませ。できれば、1~2枚余計に重ね着されるといいですね。


それでは、今日の定点撮影です。今日は、きれいに撮れたと思います。どうでしょう?


2007年9月18日火曜日

後の祭り、と言いますが・・・

さんご草祭りが終わり、やや緊張が解けた気分です。
でも、ご覧下さい! この青空、そしていい按配の白い雲!



後の祭りとは、チャンスを逃す意味ですが、祭りの後の天気については「さんご草祭りに欲しかった・・・」というのが正直なところ。

3日間のお祭りのうち、なか日のヨサコイの時に晴れたら、驚異的な人出になったかも・・・と考えると、かなり残念な気がしてきます。



それにしても、爽やかな秋日和。
定点撮影の画面の奥に、スケッチブックと向き合う「絵描きさん」が写っています。


2007年9月17日月曜日

さんご草祭り、終了!

さんご草祭り、終了しました!

ご来場の皆さま、関係者の皆さま、本当にありがとうございました。

最終日は雨も降らず、穏やかな気候でした。
朝から行事が目白押しで、対応に追われ通し、敬老の日とも重なったために観光協会の人手も足りなく、大忙しの一日でした。

サンゴ草祭りの3日間、とてもとても大変でした。しかし、それ以上に有意義な経験をさせていただきましたことに感謝します。観光協会員の皆さんも、本当にご苦労様でした。(私も疲れましたー)



喜多嶋麻鈴 歌謡ショーの一コマ



今日のサンゴ草です。



2007年9月16日日曜日

YOSAKOIソーランinさんご草祭り

第44回能取湖さんご草祭りの2日目は、第11回YOSAKOIソーラン・オホーツク支部大会が開催され大いに盛り上がりました。



雨の中、踊りは熱く!



やはり、お祭りには踊りが必要だと思います。本当にお祭りらしくなりますね。私も...恥ずかしながら...踊りたくなってしまいました。

今日のサンゴ草をご覧下さい。



2007年9月15日土曜日

サンゴ草祭り 初日

本日、雨降る中サンゴ草祭りが幕開けとなりました。



雨天の中、多くの皆さんに足を運んでもらえて嬉しい限りです。ありがとうございます。私は、1日中本部席に席を構え来賓の対応等に追われていました。

お客様からサンゴ草会場への入り口が分からなかったよ!と言われました。

地図をご用意しましたので参考にして下さい。郵便局付近に大きな看板があります。そこが、まつり会場入り口になります。がサンゴ草祭りの会場となります。

*まつり期間中、かがり屋側は車輌進入禁止となっています。かがり屋を利用されるお客様も、サンゴ草祭り会場をまわってご来館下さい。


拡大地図を表示

祭りの様子をバックに、サンゴ草を撮ってみました。



同じ場所で、ビデオも撮ってみました。



下の写真。
雨のステージです。ちょうど、明江三奈ショー!の時の写真です。終わった頃ですかね...本日はこういう場面(祭りの進行が止まる場面)でしかシャッターチャンスがありませんでした。



私もびっくりしました。真似しちゃいけませんよ!



明日も、明後日も天気に関係なく元気で頑張りますので、是非遊びに来てください!それでは、本日の定点撮影です。レンズに雨が...