2007年9月11日火曜日

サンゴ草と共に生きる

久々の青空です。
午後、さんごそう保育園の園児の皆さんが、先生に引率されてやって来ました。
黄色の帽子がかわいいですね。木製の桟橋だから、ねそべっちゃっても・・・まぁ、いいか。



さんご草が群生しているのは、能取湖畔において、ここ卯原内だけではありません。

10年くらい前は、旧平和小学校前あたりに素晴らしい群落がありました。国道238号線の道路からとても綺麗に見えたので、北海道開発建設部でわざわざ駐車帯を設置してくれました。

しかし、ここ数年来めっきりサンゴ草が少なくなって、葦原ばかりが優勢となってしまいました。

下の写真をご覧下さい。能取(のとろ)地区です。
かつてはここに、さんご草がわさわさ生えていて、卯原内よりも広範囲でかつ草丈の大きいのが特徴でした。現在は、ご覧の通り、まばらに生えていて絨毯のような景色はもう望めません。



ほかにも、能取湖の湖口の砂地や二見ヶ岡のパークゴルフ場のそばにも群生しています。しかし、いずれも、卯原内(うばらない)の群落地と比べると見劣りします。

なぜ、他のサンゴ草群落地はこんなにさびしいのでしょうか?

私見ですが、卯原内では、私達とサンゴ草が『共生』しているからだと思います。
どういう事かといいますと、サンゴ草の保護育成という営みを通してサンゴ草に関わっていますと、植物であるサンゴ草の方も、私達の思いや期待に応えてくれているように思えるのです。

自然天然といいつつも、人の手を加えることによって、よりふさわしい環境づくりの手助けができます。
そうした人工(私たちの取組み)により、能取湖畔・卯原内は人々を感動させる景観が今も維持されています。そして、それは今後も受け継がれることでしょう。

私たちにとって、サンゴ草は家族のようにかけがいのない存在です。

それでは、今日の定点撮影です。